営業で使える心理学 パーソナルスペース

私は顧客への電話が苦手です。

その為、営業上も自分を奮い立たせて電話する事もよくあります。

 

なぜ電話が苦手なのかを考えてみた所、人と会話するうえでの「パーソナルスペース」が関係している気がします。

 

パーソナルスペースとは、人間を取り巻く個人的な空間であり、このパーソナルスペースは人によって広かったり狭かったりします。

パーソナルスペースが広ければ、心理的な縄張り領域が広く、その中に他者が入ってくる事を拒絶したり、不快に思ったりするのです。

 

逆に、パーソナルスペースが狭い人は、自他の区別があまりなく他者が自分の空間にかなり奥深く入ってきても不快にはならないので、多くの人と親密になれます。

 

そして、電話というツールは、パーソナルスペースを無視して、電話をかけるといきなり自分の中に飛び込んでくることです。その為、パーソナルスペースが広く、他者が中に入ってくることを普段から拒んでいる人ほど、電話がかかってくると不快に感じるのです。まるで、自分の部屋の中に誰かが土足で踏み込んでくるような感覚と言えるでしょう。

結果として、電話が苦手な人は、パーソナルスペースを無視する電話の特徴が苦手なわけです。

 

以上参考になれば幸いです。